OPV Railing Safety
改修設計・施工
2025年
Site:福島県南相馬市
Photo:中川雄斗
設計施工:中川雄斗
小高パイオニアヴィレッジ(OPV)の手すり落下防止の改修設計と施工。
OPVのワークスペースは、人や活動の気配が緩やかに重なり合う、あえて区切りを曖昧化された空間として構成されている。
そこでは、視線や音、存在感が遮断されることなく、他者の営みを感じながら、それぞれが別のことを行うことができる。
本改修は、その空間性を損なうことなく、安全性を確保するための最小限の介入である。
2階手すりからの落下防止に対し、過剰な仕切りを設けるのではなく、必要な範囲にのみ軽やかな要素を付加した。
足元にはステンレスメッシュを、机上レベルには乳白のFRP平板を設置し、光や音、気配が通り抜ける状態を保っている。
いずれも既存手すりに軽く添えるように設えることで、強い境界をつくらない納まりとした。
空間を分断しないこと。
共有され続ける場であること。
その前提を守るための、静かな改修である。






